
ファクタリングを利用したくても、審査に通らなかった経験はありませんか?
あるいは、売掛金が少なくて買い取りを受けられなかったり、審査書類が多すぎて利用を断念したことはありませんか?
書類が少ないファクタリングもあります。本記事では、筆者自身が複数のファクタリング会社を利用し、さらに11社以上の会社に直接インタビューを行った経験をもとに、審査通過率が高く信頼性のある優良ファクタリング会社をご紹介します。
ファクタリング会社の審査基準は会社ごとに異なるため、ある会社で審査に落ちても、別の会社では通過する可能性があります。
また、審査書類の不足や売掛債権の金額の少なさを理由に利用をためらっている方でも、この記事で紹介するファクタリング会社なら利用できる場合があります。
さらに、記事の後半では、ファクタリングの審査通過率を上げるための具体的なコツも解説しています。
【審査が甘いファクタリング会社】
| サービス名 | QuQuMo | PMG | ラボル |
|---|---|---|---|
| 総合評価 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| 対応エリア | 全国 | 全国 | 全国 |
| オンライン | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
| 手数料 | 1%〜(上限不明) | 2%〜 | 一律10% |
| 買取可能金額 | 5万円〜数千万円 | 50万円〜数億円 | 1万円〜 |
| 入金スピード | 最短2時間 | 最短即日 | 最短60分 |
| 個人事業主 | 可 | 可 | 可 |
| 審査の特徴 | 初回取引でも相談しやすい | 売掛先の信用力を重視 | フリーランス向け 少額から対応 |
| 公式サイト |
審査が甘いファクタリング会社11選!審査通過率90%以上
ファクタリング審査のハードルは会社によって大きく異なります。ここでは、独自の審査基準を持ち、「他社で断られたが資金調達できた」という実績が豊富なサービスをランキング形式で紹介します。
もし現在、急ぎで資金が必要なら、まずは「QuQuMo」と「PMG」の2社へ同時に無料見積もりを依頼することをおすすめします。
ファクタリングにおいて相見積もりは鉄則です。複数社から見積もりを取ることで審査通過の確率が格段に上がるだけでなく、手数料や振込スピードを比較してより好条件な取引を選ぶことができます。
スタッフへの相談可能・初回取引の請求書も購入してくれるQuQuMo

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 即日対応 | 入金まで最短2時間 |
| 個人事業主(自営業)の利用 | 可 |
| 手数料 | 業界最安1%〜 |
| 対応エリア | 全国 |
| 取引可能額 | 下限・上限なし(取材確認済) |
| 審査書類 | 審査時:請求書、通帳コピー |
| 運営会社 | 株式会社アクティブサポート |
| 設立 | 2017年9月 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 代表者 | 羽田 光成 |
| メリット |
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| デメリット |
|
QuQumoは、アクティブサポートが運営するオンライン契約型ファクタリングサービスです。
必要書類は「請求書」と「直近2~3ヶ月分の通帳コピー」のみで、最短2時間で即日資金調達が可能です。
QuQumoの魅力は、オンライン完結型でありながら専任スタッフのサポートが受けられる点です。
「審査の進捗」や「特別な事情」などもスタッフに気軽に相談可能で、柔軟な審査基準や初回取引の対応にも強みがあります。
QuQumo代表のインタビュー記事も掲載しています。良ければ、合わせてご覧ください。
QuQuMoの公式サイトはこちら売掛先の信用力を重視した審査ができるPMG

| 入金スピード | 最短即日 |
|---|---|
| 個人事業主(自営業)の利用 | 個人事業主・法人どちらも可 |
| 手数料 | 2%〜 |
| 対応エリア | 全国 |
| 取引可能額 | 50万円〜数億円 |
| 申請書類 | 請求書、通帳コピー、本人確認書類 |
| 運営会社 | PMG株式会社 |
| 所在地 | 〒163-0533 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル33階 |
| 設立 | 2015年6月 |
| 資本金 | 1億円 |
| 代表者 | 佐藤 誠 |
| メリット | 売掛先の信用力を重視した柔軟な審査対応 赤字決算や資金繰りに不安がある場合も相談可能 最短即日での入金に対応 |
| デメリット | 少額(50万円未満)の請求書には向いていない 申込後に担当者とのヒアリングが必要 |
PMGは、売掛先の信用力を重視した審査を行っているファクタリング会社です。
申込企業の財務状況だけで判断されにくく、赤字決算や資金繰りに不安がある場合でも、取引内容次第では前向きに検討してもらえる点が特徴です。
また、全国対応・最短即日入金にも対応しており、スピード感を重視する事業者にも適しています。書類も請求書・通帳コピー・本人確認書類が基本となるため、手続きの負担を抑えて利用できるのもメリットです。
一方で、50万円未満の少額債権には対応していないため、小口の請求書を現金化したい場合は、少額特化型のファクタリング会社を選ぶとよいでしょう。
「他社で条件が合わなかった」「柔軟に相談したい」といった方に向いているサービスです。
PMGの公式サイトはこちら個人事業主・フリーランスに特化したオンライン完結のラボル

| 入金スピード | 最短30分 |
|---|---|
| 個人事業主(自営業)の利用 | 個人事業主・フリーランス専門 |
| 手数料 | 一律10% |
| 対応エリア | 全国 |
| 取引可能額 | 1万円〜 |
| 申請書類 | 請求書、本人確認書類 |
| 運営会社 | 株式会社ラボル |
| 所在地 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-20-8 寿パークビル 7F |
| 設立 | 2021年12月 |
| 資本金 | 8億6,300万円(2025年12月31日現在、資本準備金含む) |
| 代表者 | 代表取締役CEO 建部 大 |
| メリット | 請求書と本人確認書類のみで申込み可能 最短30分入金でスピード重視の資金調達に向いている 個人事業主・フリーランス特化で使いやすい |
| デメリット | 手数料は一律10%とやや高め 法人の利用には対応していない |
ラボルは、個人事業主・フリーランスに特化したオンライン完結型ファクタリングサービスです。申込みから入金までのスピードが非常に早く、条件が整えば最短30分での入金にも対応しています。
審査では、利用者本人の信用状況よりも請求書の内容や取引実態を重視する仕組みとなっており、書類も請求書と本人確認書類のみとシンプルです。そのため、手続きの負担を抑えつつ、スピーディーに資金調達したい方に向いています。
一方で、手数料は一律10%に設定されており、金額が大きくなるほど割高に感じる場合があります。また、法人の利用には対応していないため、法人での資金調達を検討している場合は他社サービスを選ぶ必要があります。
「少額・スピード重視・個人事業主向け」のファクタリングを探している方に適したサービスです。
ラボルの公式サイトはこちら即日・オンライン完結の資金調達サービスのPAYTODAY

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 即日対応 | 入金まで最短30分 |
| 個人事業主(自営業)の利用 | 可 |
| 手数料 | 1%〜9.5% |
| 対応エリア | 全国どこでも利用可 |
| 取引可能額 | 下限・上限なし(取材確認済) |
| 会社名 | Dual Life Partners株式会社 |
| 設立 | 2016年4月 |
| 代表者 | 矢野名都子 |
| メリット |
|
| デメリット |
|
PAYTODAYは、AI審査を活用した完全非対面のオンラインファクタリングサービスです。最大の魅力は、業界トップクラスの低コストを誇る「1.0%〜9.5%」という手数料設定。上限が明示されているため、初めて利用する方でもコストを抑えた資金調達が可能です。
「ブリッジファイナンス」として個人事業主やベンチャー企業の成長を支援しており、女性経営者が代表を務めているのも特徴の一つ。そのきめ細やかなサポート体制から、女性起業家やフリーランスの方々からも厚い信頼を寄せられています。手続きはスマホ一つで完結し、場所や時間を選ばずスピーディーに現金を確保できる、現代のビジネススタイルに最適化された一社です。
PAYTODAY事業責任者のインタビューも掲載中です。
PAYTODAYの公式サイトはこちら経験豊富なスタッフによる質の高い対応のメンターキャピタル

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 即日対応 | 入金まで最短30分 |
| 個人事業主(自営業)の利用 | 可 |
| 手数料 | 5%〜 |
| 対応エリア | 全国 |
| 取引可能額 | 約30万円〜1億円 |
| 会社名 | 株式会社 Mentor Capital |
| 設立 | 2009年9月 |
| 代表者 | 庄司 誠 |
| 契約書類 |
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| メリット |
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| デメリット |
|
メンターキャピタルは、創業から10年以上の歴史を数え、累計3,000件を超える豊富な取引実績を誇る実力派のファクタリング会社です。業界の酸いも甘いも知る熟練のスタッフが多数在籍しており、単なる機械的な審査ではなく、利用者一人ひとりの経営状況に寄り添った「柔軟な解決策」を提案してくれます。
特に接客クオリティの高さには定評があり、初めての方でも迷わない丁寧な案内は利用者からも高評価を得ています。単に売掛金を買い取るだけでなく、資金繰り改善のアドバイスを含めた手厚いサポートが受けられるため、中長期的な視点でビジネスパートナーを探している事業者にこそ選んでほしい、信頼の一社です。
メンターキャピタルの公式サイトはこちら個人事業主向けの少額債権が可能なペイトナー

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 入金スピード | 最短即日 |
| 個人事業主(自営業)の利用 | 個人事業主・フリーランス専門 |
| 手数料 | 10% |
| 対応エリア | 全国 |
| 取引可能額 | 1万円〜 |
| 申請書類 | 請求書、本人確認書類 |
| 運営会社 | ペイトナー株式会社 |
| 設立 | 2019年2月 |
| 資本金 | 3億6,863万4,614円(資本準備金含む) |
| 代表者 | 阪井 優 |
| メリット |
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| デメリット |
|
ペイトナー
は、個人事業主・フリーランス向けのAIファクタリングサービスです。
30万円以下の小額請求書の買取であれば、ペイトナーがおすすめ。そのスピードと実績は圧倒的です。
セブン銀行などの大手企業との提携も進んでおり、豊富な資金があるため、今後の成長が期待できます。
ただし、初回利用時は上限金額が30万円までと決まっているため、30万円以上の請求書を現金化したい場合は他のファクタリング会社を選ぶ必要があります。主に個人事業主・フリーランスの方におすすめのサービスです。
ペイトナーの特徴をもっと知りたい方は、こちらのインタビュー記事もご覧ください。
ペイトナーの公式サイトはこちら圧倒的な買取実績を誇るアクセルファクター

【おすすめ度】★★★★★
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 即日対応 | 可 |
| 個人事業主(自営業)の利用 | 可 |
| 手数料 | 2社間ファクタリング:2%〜20% |
| 対応エリア | 全国 |
| 取引可能額 | 目安:5万円〜3億円まで(上限下限は明確には決まっていない) |
| 会社名 | 株式会社アクセルファクター |
| 設立 | 2018年10月 |
| 資本金 | 2億7,052万円(グループ総資本金) |
| 代表者 | 本成 善大 |
| メリット |
|
| デメリット |
|
アクセルファクターは、設立から数年で急速に成長しているファクタリング会社です。
同社の強みは、当日中に振り込みを行う迅速さと、個別にサポートを提供する丁寧な顧客サービスです。
また、他社では対応が難しい売掛金でも、アクセルファクターなら柔軟に取り扱ってもらえる可能性があります。
アクセルファクターの公式サイトはこちら即日振込実行率60%以上のベストファクター

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 即日対応 | 最短当日 |
| 個人事業主(自営業)の利用 | 可 |
| 手数料 | 2社間ファクタリング:2%〜20% |
| 対応エリア | 全国 |
| 取引可能額 | 30万円から1億円(目安) |
| 会社名 | 株式会社アレシア |
| 設立 | 2017年1月 |
| 代表者 | 班目裕樹 |
| メリット |
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| デメリット |
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ベスト・ファクターは、年間で5,000件以上の買取実績を持つ、業界トップクラスのファクタリング会社です。
この会社の特徴は、即日振込の実行率が60%以上という高速なサービスです。
さらに、買取金額や買取率、振込実行率などの詳細な情報を公開しており、透明性の高さも魅力の一つです。
利用前に査定を行いたい方は、手数料簡易診断シミュレータを利用することが可能です。
ベストファクターの公式サイトはこちら柔軟な審査が特徴のファクタリングのトライ

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 即日対応 | 最短即日 |
| 個人事業主(自営業)の利用 | 可 |
| 手数料 | 3%〜 |
| 対応エリア | 全国 |
| 取引可能額 | 10万円〜5,000万円 |
| 会社名 | 株式会社SKO |
| 設立 | 2018年2月 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| メリット |
|
| デメリット |
|
ファクタリングのTRYは、少数精鋭のチームで運営される、2018年設立のファクタリング会社です。
同社の特長は、顧客の状況に応じて審査内容を柔軟に調整することです。
そのため、他社では買取が難しい売掛債権でも積極的に買い取ってくれます。無料査定サービスも提供しています。
トライの公式サイトはこちら保証人・担保必要一切なしの請求書買取りファクターズ

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 即日対応 | 最短4時間で現金化可 |
| 個人事業主(自営業)の利用 | 可 |
| 手数料 | – |
| 対応エリア | 全国 |
| 取引可能額 | 30万円〜3,000万円 |
| 運営会社 | 株式会社ワイズコーポレーション |
| 設立 | 2017年3月 |
| 代表者 | 馬込 喜弘 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| メリット |
|
| デメリット |
|
ファクターズは、申し込みから入金まで最短4時間という業界トップクラスのスピードを誇るファクタリング会社です。
また、審査通過率は93%と非常に高く、提出書類だけでは審査が難しい場合でもスタッフが積極的に対応を提案してくれます。
ファクターズのインタビュー記事では、詳しい申請の流れもご紹介しています。よろしければ、参考にしてください。
審査通過率95%・最短60分で資金繰りが可能なJPS

| 入金スピード | 最短翌日(状況により即日相談可) |
|---|---|
| 個人事業主(自営業)の利用 | 個人事業主・法人どちらも可 |
| 手数料 | 2%〜 |
| 対応エリア | 全国 |
| 取引可能額 | 下限なし 〜 1億円 |
| 申請書類 | 請求書、通帳コピー、本人確認書類 |
| 運営会社 | 株式会社JPS(日本決済サポート) |
| 所在地 | 〒104-0061 東京都中央区銀座1-19-14 ホーメスト銀座ビル 4F |
| 設立 | 2017年3月 |
| 代表者 | 沼尻 豊彦 |
| メリット | ・審査通過率95%超の非常に柔軟な審査体制 |
JPS(日本決済サポート)は、独自の審査基準を持ち、売掛先の信用力を最大限に評価するファクタリング会社です。最大の特長は「審査通過率95%以上」という驚異的な数字にあり、他社の機械的なオンライン審査で落とされてしまった事業者にとっての救世主的な存在となっています。
財務状況に不安がある赤字決算や税金滞納があるケースでも、売掛先との取引実態があれば前向きに検討してもらえるため、「審査が不安」という方に最適です。また、PMGとは異なり、少額債権にも制限を設けていないため、個人事業主やフリーランスの方でも安心して利用できます。
手続きは請求書と通帳コピー、本人確認書類があればスムーズに進み、オンライン完結はもちろん、担当者と直接話せる対面契約も可能です。「他社で断られたがどうしても資金が必要」「事情を汲み取って審査してほしい」という場面で、最も頼りになる一社と言えるでしょう。
審査が甘いファクタリングの見極め方!共通基準と独自基準の違い
ファクタリングの審査において最も重要な事実は、各社独自の採点基準を持っているということです。ある会社では門前払いだった案件が、別の会社では大歓迎されることは珍しくありません。
ここでは、どの業者にも共通する「基本条件」と、審査の甘さ・厳しさが分かれる「独自基準」を整理します。
すべてのファクタリング会社が重視する共通の審査要素
まずは、どの業者であっても必ずチェックされる3つの大前提です。ここがクリアできていれば、審査通過率は一気に高まります。
| 売掛先の信用力 | 最も重視されるポイントです。上場企業や公的機関、設立年数が長く安定した企業ほど、審査は通りやすくなります。 |
|---|---|
| 売掛先との取引継続性 | 「今回が初めての取引」よりも「過去に何度も入金実績がある」ほうが、架空債権のリスクが低いと判断され、圧倒的に有利です。 |
| 債権の支払い期日 | 支払い日が「2ヶ月以内」など近いほどリスクが低いと見なされます。半年先など、期日が遠すぎるものは敬遠される傾向にあります。 |
これらの共通要素は、ファクタリングが「売掛金の回収リスクを業者が肩代わりする」仕組みである以上、避けては通れないポイントです。
しかし、もし「売掛先が個人事業主で信用力が不安」「今回が初めての取引で実績がない」といった場合でも、すぐに諦める必要はありません。
共通要素でマイナスがあっても、「確定申告書の控え」や「取引の経緯がわかるメールの履歴」など、取引の実体を証明する追加資料を提示することで、審査のハードルを下げてくれる柔軟な業者が存在するからです。まずはこの3つのポイントを念頭に置きつつ、自分の状況をポジティブに評価してくれる会社を選ぶことが、審査通過の鍵となります。
ファクタリング会社によって評価が分かれる独自基準
「審査が甘い・柔軟だ」と言われる業者は、以下のようなポイントを独自に評価しています。
| 評価が分かれるポイント | 「審査が甘い・柔軟」な業者の傾向 |
|---|---|
| 初取引の売掛債権 | 契約書や過去のやり取りがあれば、初回案件でも積極的に買い取る。 |
| 利用者の財務状況 | 赤字決算・税金滞納があっても、売掛先の信用を優先して不問とする。 |
| 他社の利用実績 | 他社での利用がある=「既に債権が認められている」とポジティブに捉える。 |
| 事業の将来性 | 直近の数字だけでなく、今後の受注予定や事業計画を評価に加味する。 |
| 利用者の誠実さ | 電話や面談での受け答え、書類提出の速さなど「人柄」を最終判断にする。 |
このように、ファクタリング審査の合否は、申し込む会社の「審査の癖」によって大きく左右されます。
筆者のインタビューでも、ある担当者は赤字は問わないが、通帳の入金履歴(取引の実体)は徹底的に見ると語る一方、別の会社ではスピード重視でAIスコアを優先するといった明確な審査基準の違いがありました。
つまり、A社で断られた理由が、B社では全く問題にならないというケースは日常茶飯事です。
審査が甘いファクタリング会社の3つの特徴
筆者自身の経験から、柔軟な審査をしてくれるファクタリング会社には、次の3つの特徴があります。
①ファクタリング審査に必要な書類が少ない
ファクタリング会社によって求められる書類は異なりますが、基本的には以下の3点に集約されます。
- 身分証明書(本人確認のため)
- 請求書(売掛金の存在を証明するため)
- 直近2〜3ヶ月分の通帳コピー(入金サイクルを確認するため)
一方で、審査が厳しい会社では「決算書2期分」「納税証明書」「事業計画書」「他社借入の明細」など、銀行融資に近い膨大な書類を求められることがあります。必要書類が少ない会社ということは、それだけ「現在の売掛金の確実性」に重点を置いて判断している証拠であり、過去の財務状況に不安がある方でも審査に通りやすい傾向があります。
②利用者の財務状況より売掛先の信用力を評価する
ファクタリング審査の最大の特徴は、利用者自身ではなく「売掛先(支払い元)」の支払い能力を重視する点にあります。銀行融資では利用者の赤字や税金滞納が原因で謝絶されることが多いですが、審査の柔軟なファクタリング会社は「売掛先が倒産せず、期日通りに入金されるか」を最優先に考えます。
そのため、自社の財務状況に不安があっても、上場企業や公的機関など信頼性の高い売掛債権さえあれば、審査を通過する可能性は非常に高いといえます。
③2社間方式に特化しオンライン完結で審査を行う
対面での面談や紙の書類を重視する古い審査体制とは異なり、2社間方式に特化したオンライン完結型の業者は、独自のスコアリングモデルを採用しています。銀行口座の入出金履歴(通帳データ)などをAIや独自基準で素早く解析することで、従来の審査では弾かれていた少額案件や個人事業主のファクタリングにもスピーディーに対応可能です。機械的な一律の基準ではなく、2社間取引のリスクを織り込んだ専門的な判断を行うため、結果として門戸が広くなっています。
実際、ファクタリング会社へのインタビューでは、「利用者が自社の事業内容や資金確保の必要性を真摯に説明してくれると、買い取ってあげたいと思うことがある」と語る代表者もいました。
ファクタリングの審査通過率を高めるためのポイント3点
「審査が柔軟な会社」を選ぶだけでなく、利用者側の準備次第で通過率はさらに引き上げることができます。確実に資金調達を成功させるための3つの秘訣を解説します。
①複数社に同時並行で見積もりを依頼する
各社で審査基準が異なるため、1社に絞らず2〜3社へ同時に打診するのが鉄則です。「A社では赤字を理由に断られたが、B社では売掛先の信頼性で即決された」というケースは多々あります。比較することで、手数料の相場感も把握しやすくなります。
ただし、同じ請求書を二つの業者に同時に売却(二重譲渡)することは違法行為ですので、あくまで「見積もり・審査の比較」に留めましょう。
②支払いリスクが低い請求書を優先する
手元に複数の請求書がある場合は、以下の条件に当てはまるものから優先的に提出してください。
- 支払い期日が近い: 入金日が半年先のものより、1ヶ月以内のものの方が未回収リスクが低いため審査に通りやすくなります。
- 継続的な取引実績がある: 単発の仕事より、過去に何度も入金されている取引先の方が信頼されます。
- 売掛先の信用度が高い: 公的機関や上場企業、老舗企業への請求書は「現金化の確実性」が高いと判断されます。
③審査担当者へのレスポンスを早くし誠実に対応する
意外と見落とされがちなのが、利用者の「誠実さ」です。ファクタリングは信頼関係で成り立つ契約のため、以下の対応が合否を左右することがあります。
- 追加書類の提出が早い: 「資金繰り管理がしっかりしている」という評価に繋がります。
- 質問に嘘をつかない: 納税状況や他社利用を隠しても、審査過程で必ず露呈します。不利な情報こそ正直に話し、どう解決するかを伝える姿勢が、担当者の「なんとか通してあげたい」という判断を後押しします。
ファクタリングの審査に通らない理由は?審査落ちの5つの原因
ファクタリング審査に通らない場合、どのような理由があるのでしょうか。
詳しいファクタリングの審査落ちの原因と改善方法は別の記事で解説しています。
代表的な例を5点ご紹介します。
①売掛債権の金額が少額すぎる
多くの会社は「30万円以上」などの最低金額を設定しており、数万円の請求書はコスト見合いで断られることがあります。
少額を希望する場合は、1万円から対応可能なオンライン完結型の業者を狙うのが鉄則です。
②契約書がないなど取引実態を証明する資料が不足している
「口頭発注で注文書がない」など、債権の存在を客観的に証明できないと架空請求を疑われます。
書類が足りない場合は、発注メールの履歴や過去の入金が記録された通帳を自分から提示して信頼を勝ち取りましょう。
③回収リスクが高い個人向けの売掛債権は対象外
ファクタリングは原則BtoB(法人間取引)が対象です。
個人への債権は未回収リスクが非常に高く、法的な回収も難しいため、大手を含めほとんどの業者が審査の土台にすら載せないのが実情です。
④請求書の偽造や二重譲渡などの不正行為がある
焦りから架空の請求書を作ったり、一つの債権を他社にも売る行為は、審査落ち以前に「犯罪」です。業界内で情報は共有されるため、一度でも不正が発覚すれば、全ての業者から永久に利用を拒否されることになります。
⑤売掛先の信用がなく否定されている
ファクタリングの審査主役は「売掛先」です。相手方の倒産リスクが高い場合や、業種(風俗・水商売など)の関係で一律不可とされることもあります。この場合は、より信頼性の高い別業者の請求書に切り替えるしかありません。
審査が甘いファクタリングに関するよくある質問
最後にファクタリングの審査に関するよくある質問に回答をしていきます。
審査基準が比較的緩いファクタリング会社でも、何らかの確認プロセスはあります。
ただし、対面での面談を必須としない会社が増えており、多くの場合はオンライン面談や電話ヒアリングで済ませることが可能です。
審査がスピーディで比較的通りやすいファクタリングサービスの一般的な流れは以下の通りです。
- 必要最小限の書類をファクタリング会社へ送付(多くの場合、オンライン提出が可能)
- 担当者による簡易的な電話ヒアリング(または短時間のZoom面談)
- 簡易審査・契約手続き(最短即日~数日で完了)
ファクタリング会社の電話ヒアリングで聞かれる内容には、以下のようなものが挙げられます。
- 代表者の本人確認
- 自社の事業内容
- 売掛先企業との関係性、取引内容
- 買取希望金額、いつまでに資金が必要か
審査が比較的甘いファクタリング会社の場合、売掛先企業の信用力を重視する傾向があり、利用者の財務状況については詳細な質問が少ないケースがあります。
また、ヒアリング時間も短く、簡潔な確認で済むことがほとんどです。
電話ヒアリングは一方的に質問される場ではありません。
むしろ、あなたが会社を見極める重要な機会です。手数料率や入金時期、追加費用の有無など、不明点を積極的に質問しましょう。担当者の対応の丁寧さも、会社の信頼性を判断する材料になります。
ファクタリング会社の中には、残念ながら違法な金融会社も存在します。
適切な会社を選ぶため、以下のチェックポイントに注意しましょう
- 保証人や担保を要求してくる(正規のファクタリングでは原則不要)
- 法外な手数料を請求する(審査が甘い場合でも、相場は概ね10~30%程度)
- 会社情報が不透明(住所が確認できない、代表者名が記載されていないなど)
- 契約書の内容が曖昧(口頭での説明と契約書の内容が異なるなど)
- 返済を分割払いで提案する(これは実質的にローンであり、ファクタリングではありません)
- 「審査なし」「100%審査通過」と極端な表現を使用(何らかの審査は必ず存在します)
最低限の安全性確認は不可欠です。
特に初めて利用する場合は、インターネット上の口コミや評判、第三者評価サイトなどで事前に調査することをおすすめします。
業績不振や創業間もないなどの理由で審査に不安がある場合でも、以下の方法で資金調達の可能性を高められます。
- 優良な売掛先がある案件を選ぶ(大手企業や公共機関向けの売掛金が最適)
- 複数のファクタリング会社に同時に申し込む(審査基準は会社によって異なります)
- 少額からスタートする(初回は少額で信頼関係を構築し、徐々に金額を増やす)
- 売掛先との取引実績を明確に示す(長期的な取引関係があれば審査に有利)
- 仲介業者を活用する(複数のファクタリング会社と提携している業者に相談)
「審査が甘い」という表現に惑わされず、自社の状況に最適なファクタリング会社を見つけることが重要です。
一時的な資金繰りのためだけでなく、継続的に利用できる信頼性の高いパートナーを探しましょう。
